「何もない部屋」で暮らしたい-10人のミニマリストたち

ミニマルな部屋が教えてくれること

「ミニマル=最小限」という言葉のとおり、身の回りにあるモノを必要最小限にとどめ、モノを手放し、シンプルに暮らすライフスタイルが注目されています。

この本では、10人のミニマリストたちの生活が部屋の写真と共に紹介されています。

シンプルに暮らすことの効果は様々で、

  • ストレスが減る
  • 心が穏やかになる
  • 集中力が増す
  • 人と比べることがなくなる
  • 本当にしたいことと向き合える

などなど。

そして、好きなモノだけに囲まれて暮らすのはとても心地よいということ。

ミニマルとは、暮らしをシンプルにすること。
「何もない部屋」とは、無駄なモノが何もない部屋、好きなモノだけに囲まれた部屋のことです。

ゆるりまいさんの場合【暮らしやすい家=モノが少ない家 巡り会った“モノ”に囲まれる暮らし】

元々は汚部屋に暮らしていたが、失恋を機に捨てることが気持ちいいと気づく。
身の回りのモノをどんどんそぎ落としていきながら、自分自身も身軽になっていく。
シンプルな家に暮らすようになってから、自分でも穏やかになったと感じる。

洋服の数を減らすと管理が楽。(1シーズンのトップスは5着)
食器を減らすと使うたびに洗うのでたまらない。

モノがないと掃除もしやすく、楽ちんだとこまめに片付けるし、いつもスッキリした気持ちでいられる。
身の回りのモノをお手入れしながら、じっくり大切に使う楽しみを知る。

シンプルな暮らしとは無駄なモノをすべて排除するわけではなく、生きていくうえで必要不可欠なモノに加えて、人生で巡り会った楽しくて幸せなものを家の中にちょっとずつ散りばめていくという感じなのかもしれません。

家がきれいになっただけで、無駄なモノがないだけで、家中のモノが心からお気に入りのものだけになっただけで、なんの変哲もない日常がこんなにも愛すべき存在に変わるのかと、自分自身驚いています。

おはぎさんの場合【シンプルな生活を送ることでやりたいことが実現できる】

オタク気質でモノをたくさん持っていたが、離婚を機にモノを減らさざるをえなくなる。

モノが少ない状態で生活してみたら「あれ、モノが少なくても快適かも」と思った。掃除もすぐにできるし困ることも少ないと。
今持っているモノが必要か不必要なのか、その見極めをした結果が現在の生活。

仕事用の服は2パターンのみ。服が少ないことで本当の意味での身だしなみに気を使うようになった。

シンプルな生活を始めて、自分のやりたいことができるようになった。(生活がシンプルになると時間に余裕ができた)
シンプルな生活を始めてからのダイエットで20kgの減量に成功。

ミニマリストという生き方をする中で、本質を見極める力がつき、無駄なことをせず人生を前向きに生きていくことができるようになってきました。もう少し言えば、自分と向きあうことができるようになったのかもしれません。

クラタマキコさんの場合【悩んだ末にたどり着いた暮らし「宝箱」みたいな生活を楽しむ】

片付けのテーマは「宝箱」。
宝箱の大きさや中身は人ぞぞれで、中に詰まっているものはどれも大切な宝物。
モノをなくすのではなく、大切なモノだけに囲まれて過ごす、そんな暮らしが理想。

もう一つ大切にしているのは「色」。色を減らし、絞る。

片付けの効果は、心の整理ができたこと。

気付いたらほこりをかぶっていたり、全然使っていないモノって結構あるし、もったいないことをしている気持ちが転じて罪悪感にもなってしまう。そうならないために、モノの適量を見極める。

私にとって大切なのは、家で過ごすいつもの時間。
モノを手放すのは、理想の暮らしを手に入れるための手段にすぎません。

肘さんの場合【厳選されたものと過ごす、自由で充実した人生】

何もないと生活は楽ですよ。
床には何も置かれていないから掃除もすぐに終わるし、買い物も少なくてすむ。
生活必需品は最低限のモノさえ持っていればいいし、不便は何もないんです。
自分の時間を多く取れるから今の生活に満足しています。

必要と不必要を見極める境目は、“1年以上使っていないモノ”。

小豆さんの場合【東日本大震災をきっかけに、ほうき一本がすべてを変えた】

東日本大震災で電気が使えない時期があり、ほうきとチリトリで掃除をしてみた。

  • 掃除機のギュイーンという音がしない。
  • 嫌なニオイがしない。
  • コードを差し替える手間もない。
  • 静かで、手軽で、そして電気代ゼロ。

すっかり掃除が楽しくなりました。

捨てるのに躊躇したときは、「今必要か」だけを考え、迷ったら手放す。

掃除をして家の中をキレイにしておくと金運がアップする。
物欲が消えた。
モノから受けるストレスから解放された。

必要最低限の小さな暮らしをしている今、本当にやりたいことに真っすぐに向き合えています。
家族そろって家が大好き。それってとても幸せなこと。モノが少なくて殺風景な部屋だけど、でも心地よい空気が流れてる。これからもそんな空間を大切にしたいなと思っています。

阪口ゆうこさんの場合【「家族の価値観」を尊重して作る誰かと一緒の時間を楽しめる家】

コンセプトは“人を呼ぶことができる家”。
一番重要なテーマは“家族の価値観”を大切にすること。

効率のいい暮らしが自然とできるようになり、生活はこれまでよりも楽に、何事もポジティブに考えられるようになった。
暮らしの中のストレスが減ることで、すべてがいい方向に進むと思う。

モノを擬人化して、より大事にすることができている。

色や形に統一感を出せばキレイな部屋になる。

井上さんの場合【全てのものをインテリアだと考える キレイな部屋と不便ない生活の両立】

中学生の頃からインテリア雑誌で家具に興味を持つ。
一人暮らしを機に片付けと掃除が趣味のようになる。

引っ越しを繰り返すうちに大きな荷物(特に家具)が邪魔になり、どんどん捨てるようになる。
引っ越しは掃除のいいきっかけになる。

勉強はPCや本で。(資料や紙とペンで散らかさない)
マンガはPCに落としてデータで管理。

今の世の中はモノで溢れかえっていると思います。その中で何をチョイスするかは自分次第だと思うけど、何もないほうがモノに支配されずに、気楽に毎日を過ごせると思います。

Akiさんの場合【空間と時間を整理して手に入れた世界で一番くつろげる我が家】

3歳~11歳までドイツで暮らす。
ドイツでは、家具はメンテナンスしながら長く使うし、料理もシンプルで調理道具の数も少なめ。

引っ越しが多かったので、必要以上にモノを持たない習慣が身に付いた。

コンパクトで必要十分な今の家は、掃除もあっという間だし、収納スペースが限られているからモノが増えなくて管理が楽だし、子どもが生まれてからは、いつでも子供に目が届くメリットも感じる。

今あるモノを減らすことから考え始めると片付けは苦痛だけど、本当に好きなものを買うようにすると、逆に不要なものがはっきりする。
「ミニマル」を暮らし全般に当てはめるなら、モノの整理と同じくらいに時間の整理も大切。

無駄なものはなく機能的だけれど、リラックス感のあるインテリアで仕事の疲れをリセットしてくれる場所。あえて言えば、ホテルの部屋のような空間が理想なんです。

モリタサトシさんの場合【自分のルーツとなるものに囲まれた、無駄なものがひとつもないシンプル部屋】

今の部屋は「できるだけ必要最小限」をコンセプトに、コンクリートの壁をいかした空間作りを心がけています。
部屋をシンプルにすると物欲がなくなっていくけれど、思い出のモノは絶対に手放せない。

モノを手放すコツは、人にあげること。捨てる罪悪感や「もったいない」という意識から解放され、環境にもやさしい。

自分のスタイルを決めてしまうのもシンプルに徹するひとつの方法。Tシャツは無地の白だけをブランド違いで何枚もそろえて着まわして、パンツは夏なら黒ショーツ、それ以外の季節はだいたい黒ボトムスにスニーカーです。

この部屋にして一番よかったのは、何も考えない時間が増えたこと。
テレビを観ない時間を勉強や読書に充てたり、街へフィールドワークに出たりします。

規則正しい生活を送れている理由のひとつには、部屋をシンプルにしたことがあるかもしれません。あるいは、健康的な生活を意識するようになったからこそ、過剰なものが削ぎ落とされていったのか。どちらにせよ、お互いにリンクしていますよね。

おふみさんの場合【2階建て一軒家から2部屋のアパートに 不自由ないミニマリスト夫婦の暮らし】

楽に掃除をしたいという一心で、“狭い家”に住むことを目標に自分の所有物から少しずつ断捨離を始める。
それを見てご主人も断捨離をするようになる。

“増やさない、捨てない”を目標に生活していると、自然と購買意欲もなくなり、買い物にも出かけなくなる。
すると、ポイントカードやクレジットカードがいらなくなり、財布もカバンもすっきり。

ミニマリストになって家事の時間が最小限になったので、時間にゆとりが持てて気持ちのいい暮らしができています。
モノや衣類を買わなくなると、お金も貯まります。
家事の分担でもめなくなり、散らかった部屋で慢性的にイライラすることもなくなり、夫婦げんかが確実に減りました。

感想

だいたいみなさんおっしゃっているのは、物欲がなくなったとか、心にも時間にも余裕ができたとか、掃除が楽など。
引っ越しが片付けのいいきっかけになるというのは、今実感しているところです。

ずっと留守にしていた家に戻ったので、そこにあった何年も使っていないものを、必要・不必要に分別して、掃除して処分して・・・。
わが家も本当にモノが多くて大変ですが、掃除が楽になるということと、モノからのストレスをなくしたい一心で、ミニマリストとまではいかなくても、モノをできるだけ少なくして生活することを目標に、頑張っています。

こういう本を読むと、またやる気がわいてきます。

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