タイプライターズ~知念実希人さんの小説への思い

2018-07-02知念実希人

お笑い芸人ピースの又吉さんとアイドルグループNEWSの加藤シゲアキさんがMCを務める『タイプライターズ』という番組、好きだけど、いつ放送しているのかよくわからなくて、久しぶりに見ました。

知念実希人さんの回、前編です。

小説家の頭の中を観覧するという意味を込めて、観覧車の中からお届けです。
いったい何周回ったのでしょうか…?

知念実希人さんのプロフィール

1978年、沖縄県生れ。
東京慈恵会医科大学卒業。
2004年から医師として勤務。
2011年、「レゾン・デートル」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。
2012年、同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。
医学的知見を生かしたミステリー作家の新星として注目されている。
著書に「天久鷹央」シリーズ、『螺旋の手術室』『優しい死神の飼い方』『仮面病棟』『時限病棟』『あなたのための誘拐』『崩れる脳を抱きしめて』などがある。

曾祖父、祖父、父と、代々医者の家系に生まれ、ご自身も内科医に。
しかし、作家になるという夢を捨てきれず、文学賞に投稿を続け
『誰がための刃レゾンデートル』で念願の文壇デビュー。

島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞とは?

推理作家の島田荘司さんの出身地である広島県福山市が主催。
最終選考は島田荘司さんが1人で行う。
新作の長編小説を募集する。
本格ミステリーを求める。
受賞作以降も書き続ける意志のある方が望ましい。

知念実希人さんのストーリーの書き方

プロットは作らない

2~3か月ごとに締め切りがくるので、
プロットをしっかり書いて、そして初めから書いていくと、
締め切りに間に合わない。
だから、プロットは作らない。

最初のシーン、ラストシーン、魅力となる軸(トリックの部分)が決まれば、書き始める。

魚に例えると

頭があって、しっぽができて、背骨がポンとあれば、頭から書き始める。

トリックなら、最後、謎を解明するまでに必要なシーンがいっぱいあって、それが縦の骨になる。
それをどんどん作り上げていく。

さらに文章で肉付けして、一匹の魚にする。
というイメージ。

それを出版社の方に、うまく塩焼きにしていただく。
調理は、出版社、装丁の方にお任せする。

トリックは常に考えている

ニュースとかテレビを見て、何かネタがあれば全てネタ帳にメモする。

☆爆弾による脅迫
☆呪いのビデオ
☆不老不死 若返り
☆ダウジング
☆パイロキネシス
☆二重人格
☆血液が盗まれる
☆予知夢

このように、まず羅列して、ストーリーになりそうなものを細かく細かく練っていく。
書き終わったアイデアは消していく。

又吉さん「これを読めばミステリー小説が書けるという本を読めば本当に書けますか?」

ミステリー小説としての基本骨格は書けると思います。
でも、トリックを思いつかなきゃいけない。
トリックが思いつく方法を書いた本はないです。

出勤スタイルで書く

朝9時に家を出て、自習室へ行きます。
ロッカーにスマホを入れて鍵をかけ
机には、パソコンとネタ帳と資料だけ。
ネットもつながない。

自習室の良いところは、
あまりグダグダできない雰囲気。
でも、知り合いじゃないので、そんなに気にしない。
その雰囲気が一番書きやすい。

10時~4時ぐらいまで、
毎日、原稿用紙20枚ぐらい。

2か月ぐらいで書いて、推敲を3~4回で、1作品を3か月ぐらいで仕上げます。

早く書く人は、文体がシャープで、研ぎ澄まされていて、比喩表現がない。
文体では勝負しない。

逆に文体で勝負し、読ませるタイプの文章は練って書くので時間がかかります。

推敲について

スピード感と伏線を張り巡らせた構成で、最後にドンと真実を出して驚かせるというのが、自分の強みだと思うから、文章はできる限り削ぎ落としていく。

1回推敲すると2割分量が減ります。
いらない文章は全部削っていく。

最初は何も考えずにひたすら書いているので
彫刻みたいに、削ぎ落とせるところは、ひたすら削ぎ落として、
もう削ぎ落とせない最後のところでやっと出荷する感じです。

表紙へのこだわり

依頼を受ける時に、『表紙めちゃくちゃ口出しますけどいいですか?』と、許可してもらって初めて依頼を受ける。
装丁のイラストレーターも自分で頼みます。

こだわるところは色。
平積みでパッと目に付く色。
何だろうと興味を持ってもらえるように。

おわりに

正直言うとまだ、知念実希人さんの作品を読んだことがありません。
『仮面病棟』『時限病棟』『屋上のテロリスト』を中心に何度もInstagramで見かけて気になっていたので、これを機に読み始めてみるつもりです。

実は早速『仮面病棟』を買ってきました。
旅のお供にするためです。
文庫本購入したのはいったい何年ぶりだろう?何十年ぶり?
というぐらい久しぶりの行動をとってみました。
今からわくわく楽しみです。

    


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