恋文を書くのに役立つおすすめの本10冊

2018-05-11Book, おすすめの本, 読書記録2009年, 小説, 感想, 森見登美彦

今どきはプライベートも仕事も要件はメールですます。
退職するのもメールで。
愛の告白もラインで。
そんなので伝わるのか?と思いますが、若い人たちには伝わっているのでしょうね・・・。
だけど、そんな時代だからこそ【恋文】を書いてみるのも面白そうと思いませんか?
そう思ったのは、森見登美彦さんの『恋文の技術』を読んだからなのですが。

この物語の主人公、守田一郎は片想いの相手に恋文を書くために悪戦苦闘するのです。
その練習のために、文通武者修行と称して、様々な人に手紙を書きます。

親友。
意地悪な先輩。
教え子の小学生。
妹。
作家で大学時代の友人である森見登美彦氏。
作家だからと教えを乞おうとするが、全く役に立たない。

そして、彼女にも書いてみるけど、上手く書けない失敗書簡と反省の数々。
そうして悟った恋文の書き方とは。

  • 大言壮語しないこと。
  • 卑屈にならぬこと。
  • かたくならないこと。
  • 阿呆を暴露しないこと。
  • 賢いふりをしないこと。
  • おっぱいにこだわらないこと。
  • 詩人を気取らないこと。
  • 褒めすぎないこと。
  • 恋文を書こうとしないこと。

そうしてやっと長くとりとめのない手紙が完成するわけです。

相変わらずの森見登美彦さんの文章で面白いのですが、主人公・守田一郎は手紙を書きあげるのに、実に8か月もかかってしまっています。

もう少し早く書けないものかと、参考になりそうな本を集めてみました(笑)

『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』


遠藤周作『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』

  • 一寸したことであなたの人生が変るー人生の明暗を分けた、一寸したこと
  • 筆不精をなおす一寸したことー筆不精、三つの大きな原因
  • 手紙を書く時に大切な一寸したことー手紙の書き方には根本原理がある
  • オリジナルな表現を身につける一寸した遊戯ー手紙への興味をひき起す「ようなゲーム」
  • 真心を伝える書き出しの一寸したことー真心を伝えるコツは「相手の身になって」
  • 返事を書く時に大切な一寸したことー良い返事は「読む人の心」を考えながら表現するもの
  • 病人への手紙で大切な一寸したことー病人宛の手紙は、相手を十分思いやって
  • 相手の心をキャッチするラブ・レターの一寸したこと(男性篇)-恋人に手紙を書くには
  • 彼女に関心を抱かせる恋文の一寸したこと(男性篇)-あなたに関心がない彼女への恋文の書き方
  • 彼女を上手くデートに誘う一寸したこと(男性篇)-デートを促す、手紙の書き方

『江戸の恋文 言い寄る、口説く、ものにする』


綿抜豊昭『江戸の恋文 言い寄る、口説く、ものにする』

尼、後家、下女、他人の妾、女房の妹ーそれがどんな相手でも、恋をしたらいい仲になりたい。
江戸期、そんなニーズに応える「恋文指南書(文例集)」があった。
心を掴む詞、必ず色事ができる文の書き方、口説きテクの伝授、セックス指南まで、内容充実、それはまさに“恋のテキスト”だった。
「恋文指南書」から読む江戸庶民の“恋文”文化。

  • 手紙というコミュニケーション・ツール(文字の学習/女子の教育 ほか)
  • 初めての恋文(恋文の基本/嘘っぽい手紙 ほか)
  • 恋文を送る相手さまざま(恋する人たち/他人の妾に送る文 ほか)
  • 遊女の手紙(遊女の恋は金で買うもの/妄想をかきたてる?手紙を読む遊女の絵 ほか)
  • 恋文の教養(恋の和歌は覚えるべきもの/恋の和歌の実例 ほか)

『相手の気持ちをグッとつかむ 書き方の極意』


齋藤孝『相手の気持ちをグッとつかむ 書き方の極意』

  • 気持ちを伝える文章力の鍛え方
  • 「お祝い」祝う気持ちを伝えられる人間に成長しよう
  • 「お詫び」相手の心の負担を軽くするのが目的
  • 「断る」自分も相手も傷つけないことが大切
  • 「恋文」思いのたけを文章で伝える技
  • 「お見舞い・お悔み」人が一番つらいときに言葉で寄り添う
  • 「依頼・お願い」自分の真情を添えて、用件をはっきり伝える
  • 「お礼」お礼の言葉は、モノに添える「気持ちの粗品」
  • 「励まし」足りないところではなく、いいところをほめる

『君の手紙に恋をした 大人のレター教室』


中谷彰宏『君の手紙に恋をした 大人のレター教室』

好きな人の前だと、なぜか上手く話せない。
仲直りしたいのに「ゴメンね」が言いづらい…。
本当の気持ちを面と向かって伝えるのが苦手なアナタに、大事な気持ちを手紙に託す、とっておきの方法を教えます。
相手の心をつかんで離さないフレーズや、センスが光る書き方をマスターして、素敵な一通を届けましょう!

  • おしゃれなレターセットはいらない。レストランの紙ナプキンも、立派な便箋だ
  • 絵ハガキに書くとっておきのひと言は“ここにいます”
  • 英語なら大胆な告白ができる
  • “好き”と書かないラブレターを出そう
  • 手紙は勢いだ。乱筆乱文に気持ちがこもっている。清書しなくていいんだよ
  • 明日届く長い手紙より、今すぐ届く短いメッセージが欲しい
  • 太い筆で書くと、手紙の神様に会える

『文豪に学ぶ手紙のことばの選びかた』


中川越『文豪に学ぶ手紙のことばの選びかた』

ルールに縛られ、ついつい後回しにしてしまう手紙。
でも、偽(儀)礼を廃して、心の赴くままをしたためれば、きっと気持ちは伝わるはず。
漱石や鴎外、芥川や太宰がそうだったように…。
生活手紙文研究家がエッセイ風に解説した手紙のシーンごとに参考にしたい文豪たちの珠玉のことばを紹介。

『文豪に学ぶ超一流の手紙術』


亀井ゆかり『文豪に学ぶ超一流の手紙術』

  • 個性が光る「年賀状」の工夫あれこれ
  • 人間関係が深まる「暑中・寒中見舞い」と送り状
  • うれしい気持ちを伝える「お礼状」と「お祝い状」
  • こころにそっと寄り添う「見舞い状」
  • 思いを届ける「詫び状」と「お悔やみ状」
  • 引越や結婚などの「お知らせ」の手紙
  • 思わず行きたくなる「招待状」の書き方
  • ここぞというときの「依頼状」と「断り状」
  • 読んでみたい、文豪たちのラブレター
  • ユーモアあふれる手紙、旅先からの手紙

『恋愛書簡術 古今東西の文豪に学ぶテクニック講座』


中条省平『恋愛書簡術 古今東西の文豪に学ぶテクニック講座』

  • アポリネールと伯爵夫人ルーー官能と陶酔のファンタスム
  • エリュアールと芸術の女神ガラー遠く離れた恋人たちをゆさぶるエロス
  • 内田百けんと憧れの君 清子ー読まれることを目的とした日記の真相
  • バルザックと異国の人妻ハンスカ夫人ーファンレターから始まった一八年間の愛
  • ユゴーと見習い女優ジュリエットー最後まで添いとげた生涯の陰の女
  • 谷崎潤一郎と麗しの千萬子ーサブリナパンツに魅せられた瘋癲老人の手練手管
  • フロベールと女性詩人ルイーズー年下の男のリリカルな高揚とシニカルな失速
  • コクトーと美しき野獣マレーー禁断の同性愛から至高の友愛へ
  • ミュッセと男装の麗人サンドー『世俗児の告白』に隠された真実
  • スタンダールと運命の女メチルドー『恋愛論』の真の作者との悪戦苦闘
  • ドビュッシーと「かわいい『私の女』」エンマー家庭内外交の苦手な男の絶妙の書簡術
  • アベラールとエロイーズー去勢されて目覚めた修道士と愛欲に殉じた修道女

『ニーチェの手紙』


フリードリヒ・ニーチェ『ニーチェの手紙』

哲学者・ニーチェの手紙より、胸に迫る手紙約100篇を精選。
19世紀を代表する文化人たちをとりこにした魅惑的な女性、ルー・ザロメに宛てたちょっと不器用で愛らしい恋文や、家族・友人たちに心をこめて綴った真情あふれる手紙、そして近代までの西洋哲学をひっくりかえしたといわれる鋭い言葉の数々を収録。
上質な人生と人間関係をめざすすべての人に贈る、画期的な哲学読み物。

『戦場からの恋文』

太平洋戦争中、戦地フィリピンから、郷里に残した妻へ「恋文」を送り続けた軍人がいた。
岐阜県中津川市出身の陸軍大尉(戦死時は中尉)、青山泉。
妻フユは、手紙を心の支えとし、一字一句をノートに書き写して、私家版『防人通信』にまとめた。
夫が妻に宛てた書簡56通と、妻の当時の日記を抄録。
戦争で引き裂かれながらも互いへの思いやりで強く結びついていた夫婦の姿を通し、あの戦争は一体何だったのかを問いかける一冊。

『ラブレターを書こう 小学生のための文章レッスン』


灰島かり『ラブレターを書こう 小学生のための文章レッスン』

「だいすき」っていう気持ちを伝える、それがラブレター!
告白の手紙、友だちになりたい手紙、あこがれのヒトへのファンレター、お母さんへの感謝の手紙…みんなみんなラブレターです。

あとがき

いかがでしょうか?
これだけあれば、今のあなたにぴったり合う恋文指南書があるのでは?

文豪に学ぶのも面白そうだし
意外に、小学生のための本が役に立つのではないかと思ったりします。
素直に書くのが一番ですよね。

間違っても、守田一郎失敗書簡集(森見登美彦『恋文の技術』)のようなヘンテコな文章はやめておきましょう。
彼の悟りも参考にしてみてください。

あなたの恋が実ることをお祈り申し上げて終わります。



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