森見登美彦さんの本を読んで京都の街を縦横無尽に駆け巡る

2018-05-11Book, おすすめの本エッセイ, 小説, 森見登美彦

森見登美彦さんの略歴

1979年1月6日生まれ
奈良県生駒市出身
京都大学農学部生物機能科学科卒
京都大学大学院農学研究科修士課程修了
活動期間 2003年~

2003年『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞でデビュー
2007年『夜は短し歩けよ乙女』で第20回山本周五郎賞受賞
2010年『ペンギン・ハイウェイ』で第31回日本SF大賞受賞
2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞受賞
2017年『夜行』で第7回広島本大賞受賞

森見登美彦さんの小説・たぬきシリーズ

有頂天家族

2007年9月
2008年本屋大賞第3位
アニメ化

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。

有頂天家族 二代目の帰朝

2015年2月
アニメ化

狸の名門・下鴨家の矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。皆が恐れる天狗や人間にもちょっかいばかり。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎ“二代目”が英国より帰朝し、狸界は大困惑。人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を探しているし、平和な日々はどこへやら…。矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ!

森見登美彦さんの小説

太陽の塔

2003年12月
第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞
デビュー作

私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ。

四畳半神話大系

2005年1月
アニメ化

私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。

きつねのはなし

2006年10月

「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現われて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は?底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。

夜は短し歩けよ乙女

2006年11月
第20回山本周五郎賞受賞
第137回直木賞候補
2007年本屋大賞第2位
アニメ映画化

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

【新釈】走れメロス 他四篇

2007年3月

芽野史郎は激怒したー大学内の暴君に反抗し、世にも破廉恥な桃色ブリーフの刑に瀕した芽野は、全力で京都を疾走していた。そう、人質となってくれた無二の親友を見捨てるために!(「走れメロス」)。
最強の矜持を持った、孤高の自称天才が歩む前代未聞の運命とは?(「山月記」)。
近代文学の傑作五篇が、森見登美彦によって現代京都に華麗なる転生をとげる!こじらせすぎた青年達の、阿呆らしくも気高い生き様をとくと見よ!

他に『藪の中』・『桜の森の満開の下』・『百物語』。

恋文の技術

2009年3月

京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。無聊を慰めるべく、文通修業と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。文中で友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れるが、本当に想いを届けたい相手への手紙は、いつまでも書けずにいるのだった。

宵山万華鏡

2009年7月

一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」)目が覚めると、また宵山の朝。男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」)祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。

ペンギン・ハイウェイ

2010年5月
第31回日本SF大賞受賞
2011年本屋大賞第3位
アニメ映画化

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにしたー。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。

四畳半王国見聞録

2011年1月

「ついに証明した!俺にはやはり恋人がいた!」。二年間の悪戦苦闘の末、数学氏はそう叫んだ。果たして、運命の女性の実在を数式で導き出せるのか(「大日本凡人會」)。
水玉ブリーフの男、モザイク先輩、凹氏、マンドリン辻説法、見渡すかぎり阿呆ばっかり。そして、クリスマスイブ、鴨川で奇跡が起きるー。森見登美彦の真骨頂、京都を舞台に描く、笑いと妄想の連作短編集。

聖なる怠け者の冒険

2013年5月
第2回京都本大賞受賞
2014年本屋大賞第9位

一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、困っている人々を次々と助ける、その名は「ぽんぽこ仮面」。彼が跡継ぎに目をつけたのが、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂して夜更かしをすることが唯一の趣味である、社会人二年目の小和田君。当然、小和田君は必死に断るのだが…。宵山で賑やかな京都を舞台に、ここから果てしなく長い冒険が始まる。

夜行

2016年10月
第156回芥川賞候補
第156回直木賞候補
2017年本屋大賞第8位
第7回広島本大賞受賞

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。

森見登美彦さんのエッセイ他

美女と竹林

2008年8月

「これからは竹林の時代であるな!」閃いた登美彦氏は、京都の西、桂へと向かった。実家で竹林を所有する職場の先輩、鍵屋さんを訪ねるのだ。荒れはてた竹林の手入れを取っ掛かりに、目指すは竹林成金!MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)のカリスマ経営者となり、自家用セグウェイで琵琶湖を一周…。はてしなく拡がる妄想を、著者独特の文体で綴った一冊。

ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集

2016年10月

デビュー以降各雑誌に掲載された、いまやほとんど読むことの出来ない対談を一挙収録。

  • 劇団ひとり “笑い”の中にある“救い”
  • 万城目学 対決!三つの公開質問状
  • 瀧波ユカリ 漫画と小説の正しい濃度
  • 柴崎友香 イマドキ古都の楽しみ方
  • うすた京介 脱「○○作家」の挑戦
  • 綾辻行人 京都に潜む怪しの闇
  • 神山健治1 物語の構造はドリフに学ぶ?
  • 神山健治2 オモチロ成分の考察
  • 上田誠1 言葉が作る現実と非現実
  • 上田誠2 鴨川神話が崩れた日
  • 羽海野チカ ダメダメ人間ほど愛おしい
  • 大江麻理子 森見ワールドのモヤモヤ歩き
  • 萩尾望都 わがままに、好きなように書く
  • 飴村行 一見対極、前世は兄弟?
  • 本上まなみ 四畳半に帰るべし!
  • 綿矢りさ 暴走させない恐怖と笑い
  • 小説 今昔対談

太陽と乙女

2017年11月

デビューから14年、全エッセイを網羅した決定版!登美彦氏はかくもぐるぐるし続けてきた!影響を受けた本・映画から、京都や奈良のお気に入りスポット、まさかの富士登山体験談、小説の創作裏話まで、大ボリュームの全90篇。台湾の雑誌で連載された「空転小説家」や、門外不出(!?)の秘蔵日記を公開した特別書下ろしも収録。

あとがき

初めて読んだのは『夜は短し歩けよ乙女』で、森見さんのことはまだ知らず、何となく図書館で手に取っただけで、何だかよくわからない不思議な話だったなという印象でした。
それから何年かして森見登美彦さんを知って、何か読んでみようと思い、読んだのが『太陽の塔』とか『聖なる怠け者の冒険』です。
それで、以前読んだ『夜は短し歩けよ乙女』も同じ作者さんだとわかりました。
相変わらずの不思議な物語で、現実かと思えばファンタジーで、夢かうつつか…という感じ。
適当だとすぐにわけわからなくなる…。
登場人物もリンクしているらしいと知り、これは気合を入れて最初から読んだ方がいいのかな、と、今この状態です。
どの話も、京都が舞台で、京都の地理がわかればもっと楽しめるのかなとも思います。
とにかく京都の街を縦横無尽に駆け巡ってるイメージですね。
○○小路を覚えたい。
それとも、地図を片手に読んでみようか。



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