『かがみの孤城』で本屋大賞受賞の辻村深月さんの著作のすべて

2018-05-11Book, おすすめの本エッセイ, 小説, 辻村深月

辻村深月さんの略歴

1980年2月29日生まれ
山梨県笛吹市出身
千葉大学教育学部卒業
活動期間 2004年~

2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞受賞でデビュー!
2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞受賞。
2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞受賞。
2018年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞受賞。

辻村深月さんの著作のすべて(長編・短編・エッセイ)

冷たい校舎の時は止まる

2004年6-8月
第31回メフィスト賞受賞のデビュー作。
漫画化

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろうー。

子どもたちは夜と遊ぶ

2005年5月

大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番ー」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。

凍りのくじら

2005年11月
第27回吉川英治文学新人賞候補。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすときー。

ぼくのメジャースプーン

2006年4月
第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補。

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかったー。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。

スロウハイツの神様

2007年1月
漫画化・舞台化

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーあの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

名前探しの放課後

2007年12月
第29回吉川英治文学新人賞候補。

依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ一つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」二人はその「誰か」を探し始める。

ロードムービー

2008年10月

運動神経抜群で学校の人気者のトシと気弱で友達の少ないワタル。小学五年生の彼らはある日、家出を決意する。きっかけは新学期。組替えで親しくなった二人がクラスから孤立し始めたことだった。「大丈夫、きっとうまくいく」

短編集

  • ロードムービー
  • 道の先
  • トーキョー語り
  • 雪の降る道
  • 街灯

太陽の坐る場所

2008年12月
映画化

高校卒業から十年。元同級生たちの話題は、人気女優となったキョウコのこと。クラス会に欠席を続ける彼女を呼び出そうと、それぞれの思惑を胸に画策する男女たちだが、一人また一人と連絡を絶ってゆく。あの頃の出来事が原因なのか…?教室内の悪意や痛み、十年後の葛藤、挫折そして希望を鮮やかに描く。

ふちなしのかがみ

2009年6月

ひややかな恐怖が胸に迫るー青春ミステリの気鋭が初めて封印を破った現代の怪談!おまじないや占い、だれもが知っていた「花子さん」。夢中で話した「学校の七不思議」、おそるおそる試した「コックリさん」。やくそくをやぶったひとは、だぁれ?その向こう側は、決して覗いてはいけないー。

短編集

  • 踊り場の花子 ← ドラマ化
  • ブランコをこぐ足
  • おとうさん、したいがあるよ
  • ふちなしのかがみ
  • 八月の天変地異

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

2009年9月
第142回直木三十五賞候補。
第31回吉川英治文学新人賞候補。

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。

V.T.R.

2010年2月
「スロウハイツの神様」のチヨダ・コーキのデビュー作という設定

ティーの元にかかってきた一本の電話。それは三年前に別れた恋人、アールからのものだった。彼女が危険を顧みず求めたものとはー。

光待つ場所へ

2010年6月

大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは。

短編集

  • しあわせのこみち
  • チハラトーコの物語
  • 樹氷の街
  • アルファルト

ツナグ

2010年11月
第32回吉川英治文学新人賞受賞。
映画化

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。

短編集

  • アイドルの心得
  • 長男の心得
  • 親友の心得
  • 待ち人の心得
  • 使者の心得

本日は大安なり

2011年2月
第24回山本周五郎賞候補。
ドラマ化

11月22日、大安。県下有数の高級結婚式場では、4月の結婚式が行われることになっていた。だが、プランナーの多香子は、クレーマー新婦の式がつつがなく進むか気が気ではない。白須家の控え室からは大切な物がなくなり、朝から式場をうろつくあやしい男が1人。美人双子姉妹はそれぞれ、何やらたくらみを秘めているようでー。思惑を胸に、華燭の典に臨む彼らの未来は?

オーダーメイド殺人クラブ

2011年5月
第145回直木三十五賞候補。
第25回山本周五郎賞候補。
漫画化

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末はー。

水底フェスタ

2011年8月
第2回山田風太郎賞候補。

村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあったー。

ネオカル日和(エッセイ集)

2011年11月

興味のおもむくまま、今日の気分のまま。大好きな藤子・F・不二雄先生のこと、はじめて書いた小説のこと、幼い頃の思い出、趣味のショッピング、料理、映画のこと…。デビューから書きためた33編のエッセイとルポ10編に加え、ショートショートと短編小説4編を特別収録。

サクラ咲く

2012年3月
ドラマ化

塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近付けていく。

短編集

  • 約束の場所、約束の時間
  • サクラ咲く
  • 世界で一番美しい宝石

鍵のない夢を見る

2012年5月
第147回直木三十五賞(直木賞)受賞。
ドラマ化

望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。

短編集

  • 仁志野町の泥棒
  • 美弥谷団地の逃亡者
  • 石蕗南地区の放火
  • 芹葉大学の夢と殺人 ← 第64回日本推理作家協会賞(短編部門)候補
  • 君本家の誘拐

島はぼくらと

2013年6月
第11回本屋大賞候補。

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なことーすべてが詰まった傑作書き下ろし長編。

盲目的な恋と友情

2014年5月

一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。そして彼女の親友の女。恋にからめとられる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、息苦しいまでに突きつける。これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女へのー。醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書き下し長編。

ハケンアニメ!

2014年8月
第12回本屋大賞候補。

伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。プロデューサー有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員…。誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び、新たな事件を起こす!

家族シアター

2014年10月

お父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、娘も、息子も、お姉ちゃんも、弟も、妹も、孫だってー。ぶつかり合うのは、近いから。ややこしくも愛おしい、すべての「わが家」の物語。

短編集

  • 「妹」という祝福
  • サイリウム
  • 私のディアマンテ
  • タイムカプセルの八年
  • 1992年の秋空
  • 孫と誕生会
  • タマシイム・マシンの永遠

朝が来る

2015年6月
第13回本屋大賞候補。
ドラマ化

「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。

きのうの影踏み

2015年9月

どうか女の子の霊が現れますように。おばさんとその子が、会えますように。交通事故で亡くした子を待ちわびる母の願いは祈りになったーー。辻村深月が”怖くて好きなものを全部入れて書いた”という本格怪談集。

短編集

  • 十円参り
  • 手紙の主
  • 丘の上
  • 殺したもの
  • スイッチ
  • 私の町の占い師
  • やみあかご
  • だまだまマーク
  • マルとバツ
  • ナマハゲと私
  • タイムリミット
  • 噂地図
  • 七つのカップ

図書室で暮らしたい(エッセイ集)

2015年11月

作家になる前から、作家になってから、夢中で追いかけてきた小説、漫画、アニメ、音楽、映画、美味しいもの…etc.すべてが詰まった、読むと元気になれるエッセイ集!

東京會舘とわたし

2016年7月

海外ヴァイオリニストのコンサート、灯火管制下の結婚式、未知のカクテルを編み出すバーテンダー…“會舘の人々”が織り成すドラマが、読者の心に灯をともす。大正十一年、丸の内に誕生した国際社交場・東京會舘。“建物の記憶”が今、甦る。激動の時代を生きた人々を描く。

クローバーナイト

2016年11月

何が“普通”になるのかは、誰にもわからないのだ。ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そしてー。保育園に通う一男一女を抱える鶴峯家。家族の幸せを守るべく、新米騎士が右往左往しながら奮闘中!

かがみの孤城

2017年5月
第15回本屋大賞受賞。

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探すー。

青空と逃げる

2018年3月

深夜の電話が、母と息子の日常を奪い去った。疑心、恐怖、そして怒り。壊れてしまった家族が、たどり着く場所はー。母の覚悟と、息子の決意。

あとがき

初めて辻村深月さんを知ったのは『スロウハイツの神様』でした。後半で明かされる謎のすべてに心奪われ、それから夢中で他の作品を読んでいた時期があります。

一時期図書館通いを中断していてあまり読まなくなっていたのですが、最近また少し読み始めています。

スロウハイツの中の人である「チヨダ・コーキ」の小説が存在することに驚き、赤羽環が再び登場したことに嬉しさがこみ上げ、私はやっぱり辻村深月さんが大好きなんだなと実感しています。

今回、全ての作品をチェックしてみて、読み落としの作品が結構あることを知り、また頑張って読む気まんまんです。(ホラー以外は…)

この度『かがみの孤城』で本屋大賞受賞!
本当におめでとうございます。
まだ読んでいなくて申し訳ないですが、なるべく早く読む予定です。読みます!

これからも、面白い作品を大いに期待しています。



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