「本屋大賞」とその歴代受賞作品

2018-05-11Book, おすすめの本小説, 本屋大賞

本屋大賞とは?

2004年~

全国書店員が選んだ、一番売りたい本!

過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。

1.一次投票で一人3作品を選んで投票
2.上位10作品をノミネート本として発表
3.ノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票。
4.投票の集計結果により大賞作品を決定
(投票の得点換算は、1位=3点、2位=2点、3位=1.5点)

本屋大賞歴代受賞作品

第1回(2004年)『博士の愛した数式』小川 洋子

家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。

2~10位

2位『クライマーズ・ハイ』横山 秀夫
3位『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂 幸太郎
4位『永遠の出口』森 絵都
5位『重力ピエロ』伊坂 幸太郎
6位『4TEEN』石田 衣良
7位『デッドエンドの思い出』よしもと ばなな
8位『終戦のローレライ』福井 晴敏
9位『陰摩羅鬼の瑕』京極 夏彦
10位『ららら科學の子』矢作 俊彦

第2回(2005年)『夜のピクニック』恩田 陸

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するためにー。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。

2~10位

2位『明日の記憶』荻原 浩
3位『家守綺譚』梨木 香歩
4位『袋小路の男』絲山 秋子
5位『チルドレン』伊坂 幸太郎
6位『対岸の彼女』角田 光代
7位『犯人に告ぐ』雫井 脩介
8位『黄金旅風』飯嶋 和一
9位『私が語りはじめた彼は』三浦 しをん
10位『そのときは彼によろしく』市川 拓司

第3回(2006年)『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー

オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人ー。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来るー。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。

2~11位

2位『サウスバウンド』奥田 英朗
3位『死神の精度』伊坂 幸太郎
4位『容疑者Xの献身』東野 圭吾
5位『その日のまえに』重松 清
6位『ナラタージュ』島本 理生
7位『告白』町田康
8位『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男
9位『県庁の星』桂望実
10位『さくら』西加奈子
11位『魔王』伊坂幸太郎

※1次投票で10位タイだったためノミネートは11作品。

第4回(2007年)『一瞬の風になれ』佐藤 多佳子

春野台高校陸上部。とくに強豪でもないこの部に入部した二人のスプリンター。ひたすらに走る、そのことが次第に二人を変え、そして、部を変えるー。思わず胸が熱くなる、とびきりの陸上青春小説。

2~10位

2位『夜は短し歩けよ乙女』森見 登美彦
3位『風が強く吹いている』三浦 しをん
4位『終末のフール』伊坂 幸太郎
5位『図書館戦争』有川 浩
6位『鴨川ホルモー』万城目 学
7位『ミーナの行進』小川 洋子
8位『陰日向に咲く』劇団ひとり
9位『失われた町』三崎 亜記
10位『名もなき毒』宮部 みゆき

第5回(2008年)『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていないー。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

2~10位

2位『サクリファイス』近藤史恵
3位『有頂天家族』森見登美彦
4位『悪人』吉田修一
5位『映画篇』金城一紀
6位『八日目の蝉』角田光代
7位『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹
8位『鹿男あをによし』万城目学
9位『私の男』桜庭一樹
10位『カシオペアの丘で』重松清

第6回(2009年)『告白』湊かなえ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。

2~10位

2位『のぼうの城』和田竜
3位『ジョーカー・ゲーム』柳広司
4位『テンペスト』池上永一
5位『ボックス!』百田尚樹
6位『新世界より』貴志祐介
7位『出星前夜』飯嶋和一
8位『悼む人』天童荒太
9位『流星の絆』東野圭吾
10位『モダンタイムス』伊坂幸太郎

第7回(2010年)『天地明察』冲方丁

徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開くー。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。

2~10位

2位『神様のカルテ』夏川草介
3位『横道世之介』吉田修一
4位『神去なあなあ日常』三浦しをん
5位『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子
6位『ヘヴン』川上未映子
7位『船に乗れ!』藤谷治
8位『植物図鑑』有川浩
9位『新参者』東野圭吾
10位『1Q84』村上春樹

第8回(2011年)『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉

国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」-暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。

2~10位

2位『ふがいない僕は空を見た』窪美澄
3位『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦
4位『錨を上げよ』百田尚樹
5位『シューマンの指』奥泉光
6位『叫びと祈り』梓崎優
7位『悪の教典』貴志祐介
8位『神様のカルテ2』夏川草介
9位『キケン』有川浩
10位『ストーリー・セラー』有川浩

第9回(2012年)『舟を編む』三浦しをん

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ。

2~10位

2位『ジェノサイド』高野和明
3位『ピエタ』大島真寿美
4位『くちびるに歌を』中田永一
5位『人質の朗読会』小川洋子
6位『ユリゴコロ』沼田まほかる
7位『誰かが足りない』宮下奈都
8位『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』三上延
9位『偉大なる、しゅららぼん』万城目学
10位『プリズム』百田尚樹

第10回(2013年)『海賊とよばれた男』百田尚樹

一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。

2~10位

2位『64』横山秀夫
3位『楽園のカンヴァス』原田マハ
4位『きみはいい子』中脇初枝
5位『ふくわらい』西加奈子
6位『晴天の迷いクジラ』窪美澄
7位『ソロモンの偽証』
8位『世界から猫が消えたなら』川村元気
9位『百年法』山田宗樹
10位『屍者の帝国』伊藤計劃、円城塔
11位 『光圀伝』冲方丁

第11回(2014年)『村上海賊の娘』和田竜

時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊ー。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開くー。

2~10位

2位『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉
3位『島はぼくらと』辻村深月
4位『さようなら、オレンジ』岩城けい
5位『とっぴんぱらりの風太郎』万城目学
6位『教場』長岡弘樹
7位『ランチのアッコちゃん』柚木麻子
8位『想像ラジオ』いとうせいこう
9位『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦
10位『去年の冬、きみと別れ』中村文則

第12回(2015年)『鹿の王』上橋菜穂子

強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるがー!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまるー。

2~10位

2位『サラバ!』西加奈子
3位『ハケンアニメ!』辻村深月
4位『本屋さんのダイアナ』柚木麻子
5位『土漠の花』月村了衛
6位『怒り』吉田修一
7位『満願』米澤穂信
8位『キャプテンサンダーボルト』阿部和重・伊坂幸太郎
9位『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎
10位『億男』川村元気

第13回(2016年)『羊と鋼の森』宮下奈都

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていくー。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。

2~10位

2位『君の膵臓をたべたい』住野よる
3位『世界の果てのこどもたち』中脇初枝
4位『永い言い訳』西川美和
5位『朝が来る』辻村深月
6位『王とサーカス』米澤穂信
7位『戦場のコックたち』深緑野分
8位『流』東山彰良
9位『教団』中村文則
10位『火花』又吉直樹

第14回(2017年)『蜜蜂と遠雷』恩田陸

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?

2~10位

2位『みかづき』森絵都
3位『罪の声』塩田武士
4位『ツバキ文具店』小川糸
5位『桜風堂ものがたり』村山早紀
6位『暗幕のゲルニカ』原田マハ
7位『i』西加奈子
8位『夜行』森見登美彦
9位『コンビニ人間』村田沙耶香
10位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和

第15回(2018年)『かがみの孤城』辻村深月

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探すー。

2~10位

2位『盤上の向日葵』柚月裕子
3位『屍人荘の殺人』今村昌弘
4位『たゆたえども沈まず』原田マハ
5位『AX アックス』伊坂幸太郎
6位『騙し絵の牙』塩田武士
7位『星の子』今村夏子
8位『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人
9位『百貨の魔法』村山早紀
10位『キラキラ共和国』小川糸



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